今回初めて足を運んだ美術館です。 それに関する感想を少し書いて見たいと思います。
まず、この美術館は、行くのにかなり時間がかかります。 最初行こうと思ったとき、当然交通アクセス(最寄り駅やかかる時間等々)を調べましたが、そうすると、ここは東京駅からまず電車で一時間ほど、それに加えて、最寄り駅のJR佐倉駅から無料送迎バスで20分かかるというのがわかりました。
この最寄り駅であるJR佐倉駅は、位置的には、千葉駅と成田空港の中間にある駅です。 そこまで快速で一時間ほど、そこから無料送迎バスで20分ほどで美術館に着きました。
確かに、行くには時間がかかりました、しかしこの場所は、それだけの時間をかけても行くだけの値打ちがある場所であったなぁというのが、実際に行って見ての感想です。
この美術館は、美術館単体で敷地にあるわけではなく、美術館の周りは、緑が一杯で、敷地も大きくて、散策が出来る自然散策路もあり、美術館の前にはかなり大きい池まであって、そこには白鳥が泳いでいる、ちょっと都会で建設するとしたら考えられない大きな敷地,贅沢な環境になっています。
この場所は、この美術館を作ったDIC株式会社の研究所の敷地内に作ってあるとのことですが、それにしてもこれだけの環境を整備、維持していくのは相当に大変なことと思いました。 来館者の入場料だけでとても賄えるとは思えなくて、この会社自体が基本的には費用丸がかえで、入場料も取りますが、それが主な財源とはとても思えないなぁという感想です。 それとも、この敷地の施設全体が、DIC株式会社の福利厚生施設として維持されていて、美術館は、むしろそのおまけという位置づけなのかもしれません。
何にせよ、あわただしい日常から、一時離れ、美術館も楽しんで、ゆっくり散歩でもして周りの緑も見て、のんびりした時間を過ごしてくださいといった趣の施設になっています。
※私のような、超ド庶民な人間にしてみると、あまりにのんびり,贅沢な環境すぎて、ちょっと落ち着かなくなるくらいです。
大阪に住んでいる身としては、もうめったに行くことも無いのだろうなぁと思いましたが、何と美術館の告知ポスターに、来年、マーク・ロスコの展覧会をやると書いてありました!!! こ、こ、これはやはり行かなくてはならないのだろうか??と今から悩んでいます。(私はマーク・ロスコの作品も大好きなのです・・・)