2009年05月25日

アート> 「マーク・ロスコ  瞑想する絵画」 川村記念美術館

千葉県の川村記念美術館で開催中の「マーク・ロスコ  瞑想する絵画」を見てきました。 2/21〜6/7の開催です。

この方は抽象の作家さんで・・・ などと書く必要は全く無いくらい、著名な抽象の作家さん。 元々私はマーク・ロスコさんの作品はとても好きだったのですが、これだけ大きな作品をまとめて見ることが出来たのは初めてで、あらためてそのすばらしさを実感したという感じで、非常にすばらしかったです。

特に、今回の展示の目玉とも言える、「シーグラム壁画」の展示は、、、
大きな空間に、巨大な画面の連作が並び、部屋全体がロスコの世界で満たされているという、何とも言葉では言いがたいくらいに良くて、”う〜ん”とか”おぉ〜”とか分けのわからないうなり声しか出てこないような状態でした。

この方の画面は、色的には、かなり色味の違う色を組み合わせて画面を作られていることも結構あるのですが、この「シーグラム壁画」の作品は、一枚を除いてはほぼ同系色で、少しの色味又は明度の違いで模様が構成されている画面。 しかし一枚一枚が巨大な画面なので、茫洋としていながら、何とも言いがたく迫ってくるものがあって、やはり圧倒されました。


こうして言葉で書くと、まあさらっとした文章になってしまうのですが、この「シーグラム壁画」のような作品+空間というものは、やはりその場に自分の身を置いてみないと、そのすばらしさは実感できないな〜と思います。 何でも大きければいいとは必ずしも言えないのは当然なのですが、この作品に関しては、大きいことのメリットを十分に生かすことが出来ている作品であると思います。
このときの感覚ばっかりは、いくら後で画集を見直しても感じられるものではないと思います。


この川村記念美術館というところは、東京駅からも結構行くのに時間がかかる、中々大阪に住む身としては、行くのにハードルが高いところなのですが、この展覧会はそんなことも吹き飛ばしてくれる非常にすばらしい展覧会でした。 足を運んで本当に良かった展覧会と思います。


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2009年05月05日

アート> 「鳥居宏展」 信濃橋画廊5

地下鉄 本町駅近くにある、信濃橋画廊5で開催中(5/4〜5/16)の「鳥居宏展」を見てきました。 信濃橋画廊の5階にある2つの内、大きいほうの展示室での開催。

この方の作風は抽象平面。 絵の具をキャンパス上に勢いよく吹き付けて、そのたたきつけられた絵の具の勢いの結果生じる絵の具の飛沫の跡、絵の具のたれ、それらが相まって、要素的には少ないながら、画面全体から勢いとか流れを感じるとてもいい画面。

今回の展示作品は、背景が全て青で統一されていました。 割とフラットに塗られている作品もあれば、透明度高めの深い青を塗って、その塗り跡とか薄く塗ったときに下に多少流れているのが判る塗り方にしてあるとかあって、その辺りが始めて見る要素になっていました。

個人的に良かったと感じたのは、全体としては、部屋に入って向かって左側の壁面に展示してあった100号くらいの横の作品。 バックは深い青で、模様の具合とあいまって、非常に幽玄で、茫洋とした大きさを感じる作品でした。 吹き付けの模様の面白さという点では、その作品の横に展示してあった小品が面白い感じでした。

前の展覧会の時も印象に残っていたのですがこの方の展示は、非常に空間を考えて、作品を絞って、空間全体がうるさくならないように上手く展示されているなぁと感じました。
今回も100号サイズが3枚展示されていたのですが、展示数としてはそれ+2枚くらいで、展示されている所、しない所のメリハリが上手くつけられていました。
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2009年05月02日

マンガ> 「竹光侍」6巻 作:松本大洋,永福一成

「竹光侍」,6巻,作:松本大洋、永福一成(原作),ビックスピリッツコミックススペシャル、小学館です。
松本大洋さんが描く時代劇の第6巻。


前巻で、牢から逃れた木久地は、その刃の矛先を 多岐家の侍たちに次々に向け、一人又一人と殺されていく。 その中で、自らの居場所が無くなっていると感じていた大三郎が木久地に果し合いを挑み、そして物語から消えていく。

アクション的には、この巻の一番の盛り上げどころが、この木久地と大三郎の対決シーンでしょう。 いつもの躍動感もいいですが、自らの最後を芝居の一幕のように終わらせようとした、大三郎の哀しさも印象的に描かれていて、なかなか忘れがたい部分です。

そして、その顛末を知った宗一郎が、ついに自らの意思で再び国房を手にする。。
物語の先を予測するのは難しいですが、宗一郎と多岐家の家臣たちの関係が微妙に変わってきていること等も見ていると、物語は、次巻あたりで佳境に入っていくような気がします。
木久地のことだけでなく、多岐家と宗一郎のこともこれから大きく動いていくような気がしています。


最初の1、2巻を読んだ段階の感想からすると、結構違う方向にお話が展開しているなぁと思うのですが、これまで描かれてきた様々な要素が、ここに来て一気に収斂してきている感じで、非常に上手くお話を構成されているなぁと思っています。
なので、次巻、さらにその次、くらいまでを読むのが非常に待ち遠しい気分です。
posted by 大阪下町オヤジ at 01:47| Comment(0) | TrackBack(1) | マンガの雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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