2009年08月24日

アート> 「アート大阪2009」 堂島ホテル

梅田と地下鉄肥後橋の間(肥後橋より)にある、堂島ホテルで今日まで開催(といっても3日間のみ)のアート大阪2009に行ってきました。
大阪だけでなく、京阪神、東京、名古屋、その他アジアのギャラリーも含め、合計47のギャラリーが作品を紹介しようというもの。 会場は、同ホテルの11階〜8階のホテルの各部屋が会場で、1画廊一部屋で作品を展示してありました。


会期は、8/21,22,23の3日間なのですが、8/21は招待者と美術関係者のみの入場で、一般の入場が出来るのは8/22,23の2日間のみということでした。 私は、今日開催されたターナー社のアクリル絵の具に関するレクチャーを聞いてみたかったので、今日行って来ました。

ホテルの部屋という独特の空間に、各ギャラリーが紹介したい複数の作家さんの作品を展示していたり、一人の作家さんの個展形式を取ったりという感じで、色々趣向を凝らした展示になっていました。

いっぱい作品を見たので、ちょっと記憶が曖昧になってしまっているのですが、面白いと思えた作品を書き出してみますと、、
乙画廊さんの、田中幹さんという方の、薄い透明の樹脂を塗ってそこに数字のゼロをたくさん描いて散らしているというのを何層も何層も重ねて深み、奥行きを出している平面作品。
深緑の色が静かに深くて、非常にいい画面でした。

Ruud Van Empelさんというどこの方かはっきりわからないのですが、写真の作品。
黒人の子供が植物いっぱいの背景の前にいるという複数の写真の合成で作った作品という感じなのですが、背景の植物は、おそらく前景の人物と比較すると、実際には小さなものを拡大して使っているような感じで、加えて人物自体も、プロポーションのバランスが妙にアンバランスになっていて、肌のつやも作ったような光らせ方になっていて、見ていて非常に違和感を覚えて、でもとても気になった作品。 これは東京の画廊の展示作品でした。


他にもいいなぁと感じた作品(主にシンプルな抽象作品でしたが・・)がありましたが、詳細は忘れてしまいました。。。。
全体の感想を書いて見ますと、やはり、何かしら具象のテイストを持っている作品が多くを占めているように思いました。 抽象というのはやはり少数派であったように思います。


しかし、実際会場を回ってみますと、何とも人が多くて、見て回るの正直大変でした。
ホテルの部屋って、基本的に一人ないしは数人の人間が出入りする空間なので、これだけたくさんの人間が出たり入ったり、通路ですれ違ったりというのには向いてないですね。
そこも含めると、やはり8/21の招待者、関係者への紹介がこのイベントのメインであるのでしょうね。 今日のようにひっきりなしに人が来るのでは、画廊の方もゆっくり商談というわけにも行かないでしょうから。。。


もう一つ、今日聞いたターナー社のアクリル絵の具に関するレクチャーについても少し書いて見たいと思います。 タイトルは、「現代絵画材料の発展と歴史〜モーリス・ルイスからパラモデルまで」というもので、油絵の具以降、主にアクリル系絵の具の開発の歴史、どういった成分が使われてきたかの変遷、どう使われてきて、今の現状は?という辺りをざっと概説してくれるというものでした。
私は、こういった知識が余り無いので、知らないことが多く、なかなか勉強になりました。
アクリル絵の具って、最初は水溶性じゃなかったんですね。。 今あるのがほぼ全部水溶性なので、てっきり最初からそうなのだと思い込んでいました。
また、製品としての絵の具をどう作るかについては、たとえばその透明度に関して言うと、顔料自体の持つ透明度があり、その特性を生かして絵の具を作ろうとすると、どうしても基とする顔料にその絵の具としての透明度が影響する。 しかし、そうでなく不透明にあえてする製品シリーズもあり、その辺りをどう製品としてつくり、ユーザーに提供するかは、それぞれの作り手の考えで変わってくるとの事。(透明度だけに限らず、つやの度合いをどうするかとか色々・・・) そういった辺りを聞いたりできたのも面白かったです。


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2009年08月17日

アート> 「夏の企画展「顔」」 ボーダーレス・アートミュージアムNO-MA

JR近江八幡駅からバスで大杉町バス停まで、そこから徒歩5分の所にある、ボーダーレス・アートミュージアムNO-MAで開催中の「夏の企画展「顔」」を見てきました。 6/14〜8/16の開催です。

「顔」を表現し続けている7人の作家さんの作品が展示されている展覧会。
お名前を書いてみますと、澤田智子,芝田貴子,吉川秀昭,藤野友衣,鈴木藍,平野信治,大久保寿さんという7人。


面白いと思った作品は、 吉川秀昭さんの陶の立体作品、ずっしりしたフォルムと小さい穴をたくさん、丁寧に空けてある模様で、何とも茫洋としたどっしりした感じを受けて私は好きでした。

芝田貴子さん,大久保寿さんの人物画は、その独特の人物描写が不思議に迫力というか、こちらに迫ってくるものがあるような気がしました。

デフォルメが独特で面白かったのは平野信治さんの作品。 画面構成という点でも面白いと思えました。

今回は「顔」がテーマなので、基本的に、何を描いてあるかは、まあぱっと見て判る作品がほとんどでした。 それでもどう描くか?は個々の作家さんでやはり独特の表現であったので、なかなか楽しめました。 アウトサイダー・アートは私の好きなジャンルなので、やはし足を運んでよかったです。

しかし、今の時期は、非常に暑いのと、もう一つお盆休みの時期なので、電車がかなり混んでいて、かなり行き帰りで疲れてしまいました。 早く涼しくなってほしいです。 この近江八幡は町並みがいい雰囲気のところなので、秋にでも行って、時間をゆっくりとって、のんびり散策でもしてみたいですね。 今回は、とてもぶらぶら歩くという元気はありませんでした。。。。。。。。
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2009年08月16日

アート> 「堂島リバービエンナーレ2009」 堂島リバーフォーラム

JR新福島駅近くにある、堂島リバーフォーラムで開催中の「堂島リバービエンナーレ2009」を見てきました、8/8〜9/6の開催です。
現在、福島駅近辺に移転してきたABC放送の新社屋周辺を「ほたるまち」という名前とし、色々な商業施設をここに集めているようです。 その建物の一つが会場の堂島リバーフォーラムです。 始めてここに足を運びました。


タイトルが「リフレクション:アートに見る世界の今」となっています。
主に、今の社会的問題をなんらか意識した作品が展示されていました。 映像作品が多く、主張したいことは割とわかりやすい作品が多かったように思います。


印象に残っているのが、クリスティナ・ルーカスさんの”私の闘い”。 映像作品で、宗教の伝道師が話す説教の内容の”神””宗教”に相当する部分を”芸術”と言い換えて、道路で道行く人々に訴えかけているという姿を映像で捉えたもの。 宗教でもアートでも何でもいいのですが、自分が後生大事にしている概念や考えであっても、他人からしてみれば、又は常識の異なる人々からしてみれば、それにこだわる姿は滑稽にしか見えないだろうと感じさせ、我々の規制概念に疑問符を投げかけてくれる作品かと思いました。

もう一つは、フリオ・セサール・モラレスさんの”非公式の介入”。 アメリカに密入国しようとした人々が、洗濯機の中に隠れたり、車のシートの中に隠れたりと知恵を絞った様々な隠蔽の手法をイラスト的に示した作品。 知恵を絞る方向が本来望ましい方向とは違う形で使われている現実を示していて、ある種の可笑し味もそこに感じますが、基本的には物悲しさが漂います。


私は、どうも笑うことが出来なかったのですが、周りの人たちが結構笑っていたのが、会田誠さんの”日本に潜伏中のビンラディンと名乗る男からのビデオ”でビンラディン風の格好をした男が、こたつで酒を飲みながら、ややたどたどしい日本語で、”もう引退しますわ〜”としゃべっているという内容。 まあ、ムスリムのはずのビンラディンが酒飲みながら話してるというあたりや、テロ組織の声明とかでよくある、しゃべりや論調とは対極にあるような、のほほんとした喋りなどが、笑いを誘うといった所なのだろうという気がしましたが、どうもツボにはまらなかったのか?私はちっとも、笑えなくて、しらけた気分で画面の前を離れてしまいました。

他にもいろいろ作品が展示してありました、ただ中には、ほとんどノンフィクションのドキュメンタリーと同じみたいだと感じる作品もいくつかあって、この辺りは、表現として難しいところのような気がしました。 余りにはっきりと言葉で意図を伝えようとすると、ルポタージュとどこが違うのか?といわれてしまいそうだし、余りに何もないと、主張したいことが見る側に伝わらないだろうし、また見る人それぞれでそういった点の線引きは異なるだろうし、、、 どこまでやるか?どこで止めるのか?という問題は、どんな表現をとろうと付きまとう問題なのかもしれません。 そんなことも思った展覧会でした。
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2009年08月15日

アート> 「shadow 藤本由紀夫 美術の中のかたち−手で見る造形−」 兵庫県立美術館

兵庫県立美術館で開催中の「shadow 藤本由紀夫 美術の中のかたち−手で見る造形−」を見てきました。 7/25〜11/29の開催です。

この美術館の常設展示のスペースで開催されている展覧会。 オルゴール等を用いた音のインスタレーションなどの藤本さんの作品と、この美術館所蔵の彫刻や平面作品が同時に展示されているという構成。

この展覧会の面白かったのは、展示されているブロンズの彫刻に触っても良いという所。
会場に行くまで、そのことを知らなかったのですが、その触っていいという彫刻作品が、この美術館の収集の所蔵品で、ロダンとかブールデルとか、過去、王子公園の時代に1Fに展示してあって、結構好きだった作品とかがあって、”それを触れるのか!”と思うとうれしくて、早速申し込んで、実際に触ってきました。


藤本さんのオルゴールのインスタレーション作品のオルゴールを思いつくままにきりきりと巻いて、その音をBGMとして、早速べたべたと彫刻を撫で触ってきました。
ロダンの”麻痺する大きな手”のそり具合とか、”オルフェウス”の全体流れとか、もう一つの手の作品とかも、流れがきれいで面白かったです。
改めて思うのですが、ロダン作品って決して写実な具象作品ではない感じですね、流れや体の部分のデフォルメなどは、相当にされていますよね。。(まあ私はそう感じるというところで・・・)


藤本さんの作品では、自分で巻くことが出来たオルゴールのインスタレーション作品、いすに座って音を聞くという作品、時計がいっぱい並んでいて、その複数の時計のカチカチという動作音がランダムに聞こえてくる作品など、いずれも面白かったです。
一つ一つの構成要素は単純で、その発生する音の連なり、重なりで面白い表現になっていると、この方の作品は、何度も見させてもらっていますが、今回も面白かったです。(これも要素としては少ないといえるので、そういうところですきなのかもしれません)


企画としては面白いし、実際、私は彫刻を触ることを非常に楽しんできました。 なので、結構お勧めの展覧会であると思います。 まだしばらくやっているようですので、ご興味のある方はぜひぜひ。。。。。
posted by 大阪下町オヤジ at 02:31| Comment(0) | TrackBack(0) | アートなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月05日

アート> 「キタイギタイ ヒビのコヅエ展」 伊丹市立美術館

伊丹市立美術館で開催中の「キタイギタイ ヒビのコヅエ展」を見てきました。
7/25〜9/23の開催です。


この方は、「コスチュームアーティスト」ということなのだそうです。 紹介文などを読んでみると、多くのTV番組や舞台の衣装を手がけておられると同時に個展などもやっておられるとのこと。

展示作品は、全て、着たり、身につけたり出来るもので、その範疇でさまざまな素材、デザインで面白い造形をしてみようといった作品でした。 服としての機能性、実用性といったものではないので、やはり服飾というより、コスチュームでのアートというほうがしっくり来る作品。

個人的には、ファーのようなふわふわした感触のものよりも、素材としては、むしろプラスチックのテープを使って作ったような硬質な感じのする素材を使った表現のほうが面白く思えました。 全体の感想としては、実に色々な素材を使われていて、そういうものを見ることが出来たという点では、なかなか面白かったと思います。

ただ、展示としては、余りにこの方のいろんな作品を並べてあったので、ちょっと目移りするような気分になりました。 もう少し、1つの展示室では1つの傾向の作品を並べた方がより見る側の印象に残るのではないかなぁと思いました。


あまり、こういった傾向の作品を見に行くことが無いので、なかなかいい経験でした。 この伊丹市立美術館は、いつもいい企画展をしてくれるので、結構楽しみにしているのですが、今回も、余り知らない傾向の作品を見ることが出来て勉強になったと思っています。
posted by 大阪下町オヤジ at 02:09| Comment(0) | TrackBack(0) | アートなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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