2009年08月16日

アート> 「堂島リバービエンナーレ2009」 堂島リバーフォーラム

JR新福島駅近くにある、堂島リバーフォーラムで開催中の「堂島リバービエンナーレ2009」を見てきました、8/8〜9/6の開催です。
現在、福島駅近辺に移転してきたABC放送の新社屋周辺を「ほたるまち」という名前とし、色々な商業施設をここに集めているようです。 その建物の一つが会場の堂島リバーフォーラムです。 始めてここに足を運びました。


タイトルが「リフレクション:アートに見る世界の今」となっています。
主に、今の社会的問題をなんらか意識した作品が展示されていました。 映像作品が多く、主張したいことは割とわかりやすい作品が多かったように思います。


印象に残っているのが、クリスティナ・ルーカスさんの”私の闘い”。 映像作品で、宗教の伝道師が話す説教の内容の”神””宗教”に相当する部分を”芸術”と言い換えて、道路で道行く人々に訴えかけているという姿を映像で捉えたもの。 宗教でもアートでも何でもいいのですが、自分が後生大事にしている概念や考えであっても、他人からしてみれば、又は常識の異なる人々からしてみれば、それにこだわる姿は滑稽にしか見えないだろうと感じさせ、我々の規制概念に疑問符を投げかけてくれる作品かと思いました。

もう一つは、フリオ・セサール・モラレスさんの”非公式の介入”。 アメリカに密入国しようとした人々が、洗濯機の中に隠れたり、車のシートの中に隠れたりと知恵を絞った様々な隠蔽の手法をイラスト的に示した作品。 知恵を絞る方向が本来望ましい方向とは違う形で使われている現実を示していて、ある種の可笑し味もそこに感じますが、基本的には物悲しさが漂います。


私は、どうも笑うことが出来なかったのですが、周りの人たちが結構笑っていたのが、会田誠さんの”日本に潜伏中のビンラディンと名乗る男からのビデオ”でビンラディン風の格好をした男が、こたつで酒を飲みながら、ややたどたどしい日本語で、”もう引退しますわ〜”としゃべっているという内容。 まあ、ムスリムのはずのビンラディンが酒飲みながら話してるというあたりや、テロ組織の声明とかでよくある、しゃべりや論調とは対極にあるような、のほほんとした喋りなどが、笑いを誘うといった所なのだろうという気がしましたが、どうもツボにはまらなかったのか?私はちっとも、笑えなくて、しらけた気分で画面の前を離れてしまいました。

他にもいろいろ作品が展示してありました、ただ中には、ほとんどノンフィクションのドキュメンタリーと同じみたいだと感じる作品もいくつかあって、この辺りは、表現として難しいところのような気がしました。 余りにはっきりと言葉で意図を伝えようとすると、ルポタージュとどこが違うのか?といわれてしまいそうだし、余りに何もないと、主張したいことが見る側に伝わらないだろうし、また見る人それぞれでそういった点の線引きは異なるだろうし、、、 どこまでやるか?どこで止めるのか?という問題は、どんな表現をとろうと付きまとう問題なのかもしれません。 そんなことも思った展覧会でした。


posted by 大阪下町オヤジ at 03:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アートなこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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