阪急石橋駅から徒歩しばらくの所にある、画廊ぶらんしゅで開催(9/2〜9/13)の「松田彰、 −言葉のように−」を見てきました。
この方の作品は、つやのある表面の木の板の上に四角に切ったり、不定形に切ったりした紙を貼り付けて、その紙を鉛筆で黒く塗りつぶして、塗り残しの形でシャープな白い線が残っていたり、飛沫のように白い点が残っていたりという感じの画面。
このぶらんしゅは非常に大きいスペースの展示室で、空間を構成するのは非常に大変なところだと思うのですが、非常にいい空間になっていました。
特に今回良かったのは、真正面の縦長の大きい作品。 黒地の中に浮かぶ白のドロップ様の模様とか、画面上のポイントポイントにある白が、非常にはっとするほどの白さで目に飛び込んできました。
(近づいてみると決して明度,彩度としてきついものではないでですが、ここはやはり周りとの関係ですね)
私はこの方の作品では、ほとんど黒一色に見える作品が好きなことが多かったのですが、今回の展示作品の横長の作品で、木の地が結構出ていた作品もすごくいいなぁと思いました。 こういうのもやはり周りとの関係があってのことなのでしょうか。 黒部分と木の部分のバランスがすごく良かった。
今回初めて拝見したのが、具象表現とこの方の黒地に切り込みとかの抽象表現の組み合わせで1枚の画面になっているという一連の作品。 これもなかなか面白かったです。
特に印象にあるのが、モナリザとの組み合わせで、上半身部分は抽象になっていて、お腹くらいからはモノクロのモナリザになっているとう作品なのですが、モナリザの上半身が抽象部分では単純に一本の縦の斜め線であったり、別の作品では肩辺りの斜め一本の切り込みであったりしていました。
これは、単純化する方向でのデフォルメといえるようなもので、上半身の多様な要素を取り除いてあえて描くならこの一本という風に凝縮させたのかな?とか感じたので、お聞きしてみると、鼻筋の傾きをそのまま一本の線にされてみたとの事で、じゃあ横斜めは、肩の傾きかな?と思いました。
こういう、単純化する方向へのデフォルメというのは個人的に非常に共感できるもので、とても面白かったし、こういう作品を見ることが出来たのはとてもいい経験になりました。
2009年09月21日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/128521863
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/128521863
この記事へのトラックバック

