2007年02月23日

本>ハードボイルド 「ゴッドファーザー」 作:マリオ・プーヅォ

「ゴッドファーザー」,作:マリオ・プーヅォ,上下巻,ハヤカワ文庫NVです。
非常に有名な映画「ゴッドファーザー」の原作。 私は、先に映画を見たのですが、この原作も映画も両方とても好きな作品。 原作は、ちょうど、映画のPart1とPart2のヴィトー・コルレオーネの部分が合わさっているといった範囲が描かれています。

アメリカで最大といわれるイタリア系マフィア、コルレオーネ・ファミリーを築きあげた男、ヴィトー・コルレオーネ。 人々は彼を、大いなる尊敬を込めて、ドン・コルレオーネ,またはゴッドファーザーと呼ぶ。 そのコルレオーネ・ファミリーの,ヴィトーとその息子たちを主軸に、描きながら、イタリア移民の社会、マフィアとなった男たちの価値観などを重厚に描き出している作品。

心理描写も実に丹念に描きこまれているし、バイオレンスシーンも迫力があって、上下巻一気に読ませる魅力に満ちています。

この作品で、なにより魅力なのが、イタリア系マフィアの男たちの価値観や、考え方などを丹念に描いていることではないかと思います。 彼らは、自身の意思に反する考えを押し付けてくるものを拒否し、自身の価値観と意思を貫き通そうとします。 そしてその為には時に暴力に訴えることも辞さない。 しかし、自身の価値観の、自身のコミュニティの範囲内では寛容で、慈悲深くもあるのです。

世の裏側、非合法の世界を描いているので、必ずしも全面的に、主人公たちの価値観に賛同できるわけではありませんが、一つの価値観を描き出しているという点で、読むだけの価値はあると思う作品です。

原作は原作の良さがあり、映画は映画の好さがある、両方お勧めの作品。
しかし個人的には、映画のほうは、Part2までしかお勧めできないなぁと思っています。
Part3は正直、私の好みではありませんでした。


posted by 大阪下町オヤジ at 00:05| Comment(0) | TrackBack(1) | 本の雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ゴッドファーザー
Excerpt: ゴッドファーザー『ゴッドファーザー』(The Godfather)はアメリカ合衆国|アメリカに生きるイタリア系の一族の栄光と悲劇を描いたマリオ・プーゾの小説、および..
Weblog: あやこの日記
Tracked: 2007-08-11 11:10

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